1950年にアメリカのＳＦ作家アシモフがロボット三原則を考案したことは有名だ。①ロボットは人に危害を加えてはならない。②ロボットは人に危害を加えない限り 人の命令に従わなければならない。③その上でロボット自身を守らなければならない。以来 多くのＳＦやロボット工学などは ロボット三原則をある意味 手本にして進歩してきたように思う。現実には ＡＩは今のところ限定的な処理能力しかないから 判断しながら行動する事はまだ不可能だと言われているらしい。現時点では不完全なＡＩが限定的な能力を使うので、ロボットは人間を攻撃できてしまい 戦争に使われてしまうのだろう。未来のＡＩは人間並みに 情報処理能力が高くなるだろうから、ロボットで人間を攻撃しようとすると ロボット三原則通りにフリーズしてしまうかも知れない。そうするとＡＩはもう対人戦には使えなくなる。それでも殺し合いをしたい人達はアナログな剣と弓矢で戦うのだろう。もう戦争に科学という魔法は使えないのだ。十分に進んだ科学は魔法と見分けがつかないとｱｰｻｰCｸﾗｰｸも言っている。ロボットに関して限り 剣と魔法は同時に使えないらしい。