白亜紀後期に５回目の大量絶滅があった。全生物の75%以上（地上の生物は90%）が死滅するなかで生き残ったのは変温動物と25㎝以下の恒温動物、それらの生物は 雑食か昆虫食か死肉食いだったそうだ。 水中や地中に隠れることが出来て、何でも食べる上 あまり食べなくても良い動物が生き延びたらしい。ようするに地上では ワニ トカゲ カメ 両生類 小さな鳥と小さな哺乳類、それと虫 以外は死に絶えたようなのだ。きっと 死肉食いの連中は食べきれないほどの食料があったことだろう。そこかしこに死体が転がっている世界をグールがうろついている。地獄とはこういう世界なのか？。　地獄アリ（hell aunt）という生物が琥珀に閉じ込められていた。僕はアリ地獄は知っていたが、地獄アリは知らなかった。多くの昆虫の顎は横に動くが、地獄アリの顎は縦に動くようになっている。蟻たちはベルム紀に現れ 白亜紀の終わりから 次の新生代にかけて 突然増えて繁栄したらしい。そろそろ6回目の大絶滅があるという研究者もいるが、僕ら人間も雑食で死肉食だ。熟成肉とかカッコつけて言うが 死んだ腐りかけの肉をありがたがって食べているだけだ。そうグルメじゃなくグールなんだ。人は虫も喰う。蟻も体に良いらしい。大丈夫、好き嫌いしなければ 人類は絶滅しない。でも 僕は新鮮な卵と牛乳がないなら 死んだほうがマシだなぁ。