第4話 ～パーティ結成！～

＜マンテン山脈～山頂～＞

ランディ「えーとつまり…君らは地球っていう別の世界？

　　　　　ていうか星？から来たってこと？」

ちなみ「はい…信じてもらえないかもしれませんけど…」

姫花（ひめか）「正直、あたし達自身も

　　　　　　　　まだ信じられない話ですし」

プリム「でもその格好みたら…信じないわけにはいかないわよね」

ポポイ「こっちの世界じゃ

　　　　そんなヘンテコなカッコの奴いねーもんなー」

程塚（ほどづか）「いや君も充分へｎ…むぐぐ」

和樹「そ、それでランディさん！是非俺たちも

　　　冒険の仲間に入れていただきたいんですが！」

程塚「ぷはっ、いや何でだよ！ちげーだろ！

　　　元の世界に帰る方法しりませんかって聞くとこだろそこは！」

遊太「でも程塚さん、考えてみてくださいよ？

　　　勇者と一緒に世界を守るとか

　　　なかなか経験出来ませんぜ？」

程塚「知るか！そんなもんより俺は、平和な日常を守りたいわ！」

ランディ「うーん…力になってあげたいけど

　　　　　僕らもこういう状況初めてだから…」

プリム「ジャッハ様なら確かにいい方法しってるかもしれないけど

　　　　あいにく今、お弟子さんのジーコって人しかいないのよね」

姫花「そ、その方でもいいです！

　　　ワラにもすがる思いなので！」

＜マンテン山脈～賢者のほこら～＞

ジーコ「なるほどなるほど…別の世界からねえ…」

ちなみ「何でもいいんです…

　　　　何か、知ってらっしゃることがあれば」

ポポイ「まー所詮弟子のアンタじゃ、

　　　　頼りになんねーとは思うけどさ！」

ジーコ「うーん…いやまあ、

　　　　ぶっちゃけ私が賢者ジャッハ本人なんだけど」

ポポイ「え、ちょ！？ま、マジかよ！！？」

遊太「おいそれ、今バラしちゃっていいの？

　　　ストーリー終盤まで内緒のはずじゃ！？」

ジーコ改め賢者ジャッハ「うんまあ、状況が変わったからね。

　　　　　本当はランディ達を試すために正体隠してたんだけど

　　　　　おかしな連中も出てきたし、

　　　　　そんなこと言ってる場合じゃないみたいだから」

姫花「い、意外と融通の効く賢者様ね…」

ジャッハ「ただ私も、こんな事態はお目にかかったことが無くてな」

程塚「もう一度　フラミーに乗って

　　　元の世界へ帰るってのは？」

ジャッハ「うーむ…精霊フラミーが、

　　　　　次元を越える能力を持ってるなんて聞いたこと無いからなあ」

姫花「じゃ、じゃあ打つ手なし？」

遊太「んじゃここはやっぱ　世界を救う旅に出るってことで一つ！」

程塚「お前、真面目にっ…！」

ジャッハ「いや、案外それもアリかもしれん」

全員「えっ？！」

ジャッハ「お前たちも見てきた通り、

　　　　　この世界はいたる所にモンスターがいる。

　　　　　さっきの灰色のローブの連中も気になるし…

　　　　　そういう輩から身を守るために

　　　　　戦いに慣れたランディ達と一緒に行動すれば、いくらか安全だ」

ランディ「これからも僕らは世界中を回ることになるし、

　　　　　その途中で　元の世界に帰る手段が見つかるかもしれませんしね」

ジャッハ「そういう事だ、飲み込みが早いな」

ちなみ「で、でもそんなの迷惑じゃ…」

プリム「あたしらは大歓迎よ？

　　　　旅は多い方が楽しいじゃない」

和樹「らららランディさん達がいいんなら是非っ！！」

姫花「ま、まあ他に選択肢なさそうだしね…」

遊太「うひょお、おらぁワクワクしてきたぞ！」

程塚「……あああもう、お前ら順応性あり過ぎ！

　　　しょうがねえなあ！！

　　　これからご厄介になりますね勇者様方！！」

ポポイ「へへへっ、パーティにかわい子ちゃんが二人も増えちまったな」

ランディ「うん、こちらこそよろしく！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（続く）