お姉ちゃんへの今年のクリスマスプレゼントはラヴラヴ手編みマフラー　お姉ちゃんが居ない間にこっそり編んでいる　と言ってもまだ編み掛け・・・クリスマスまでに間に合うかな？　今日はお姉ちゃん部活で遅くなるからと安心して居間で一目毎に愛情を込めてせっせと編んでいたら・・・ぱたぱた、がちゃ「ただいま～！！」　えっ？！　何でお姉ちゃんこんな時間に・・・早いよ！！　ぱたぱた　居間に来る！！　咄嗟に編み物を後ろへ隠す　「うい～ただいま～」「お、おかえりお姉ちゃん・・・何でこんな早く？」思わずきょどってしまった・・・　「あ～律っちゃんまたこんな時期に風邪ひいちゃってね～　あ？新型インフルだっけ？　ドラムが居ないと練習にならなくて・・・ん？　ういどったの？」　？顔で私の顔を覗き込んでくるお姉ちゃん　私は目線を合せられず宙を泳がせる　「（キラリ）・・・ういなんかあやしい　・・・！！　なんか隠してる・・・ばっつ！！」　後ろを覗き込まれる　あちゃ～目ざといなぁ・・・仕方なく目の前に差し出す　「ナニコレ？？」　目を丸くして訊ねてくるお姉ちゃん　「・・・クリスマスプレゼント用にこっそり編んでた手編みのマフラー・・・の編み掛け」　「・・・」　お姉ちゃんの目が点になり、血色が引いていく　「う、う、うぃぃ・・・ま、まさか、お姉ちゃんを差し置いて、か、か、彼氏作っちゃったとか？！」　勝手に勘違いしてパニくるお姉ちゃん　「違うよ、お姉ちゃんの為に編んでたんだよ・・・彼氏なんていないいない」　ちょっと間を置いてうるうる目になるお姉ちゃん「・・・ううぅ、あんま吃驚させないでおくれ～！！」　両肩をわっしと掴んで泣きながら揺さぶってくるお姉ちゃん　「・・・え？　私の？？　・・・うい大好き～♪」　ぎゅうっと抱きしめられる　あ～、マフラーの網目が崩れちゃった・・・ちょっとやり直しだ　ま、いいか