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No.1107727
かざぐるまさん
それからも、まる一日ラジオから流れる避難指示命令がおさまらず何回も激しい、落雷や滝のようにぼろい長屋を叩きつける雨音が、家から出られない正幸の体力と精神をきゅうちに追い込み、振り回していた。台所のスペースは白髪の老人に占領されてるから近寄りがたく正幸は最終的に階段下の玄関側にあるトイレのタンクに流れる水に手をつける羽目になった。 連絡も取れず外に出る事も出来なく逃げることもできずに、ほぼ孤立させられ、あげくに不審者の怪老人と家に監禁状態だ! やがて、恐怖を感じながらも表情はしだいとあきらめに似たような虚ろな鉛色の瞳に変わっていく正幸。
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緊張からじっとりと身体にはりつく湿度とあぶら汗にまみれて雷がおさまっても、しつこく激しいどしゃ降りの雨音が続くなか、さらに二階の天井から生ぬるい雨漏りのしずくが・・・!それに、部屋の空気も暑い! そして、ご飯も食べられず一日中トイレに何度もふらふらと行き来して水を飲んでいるうちに正幸はやばさを感じながら、いつの間にか鼻が麻痺してしまったようにあれだけの強烈に感じたはずの異臭も気にならなくなっていった。
2022-11-26 23:20:06 投稿 / 547×769ピクセル
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それからも、まる一日ラジオから流れる避難指示命令がおさまらず何回も激しい、落雷や滝のようにぼろい長屋を叩きつける雨音が、家から出られない正幸の体力と精神をきゅうちに追い込み、振り回していた。台所のスペースは白髪の老人に占領されてるから近寄りがたく正幸は最終的に階段下の玄関側にあるトイレのタンクに流れる水に手をつける羽目になった。
連絡も取れず外に出る事も出来なく逃げることもできずに、ほぼ孤立させられ、あげくに不審者の怪老人と家に監禁状態だ!
やがて、恐怖を感じながらも表情はしだいとあきらめに似たような虚ろな鉛色の瞳に変わっていく正幸。
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