叔母さんの言いたいことって　まさか

瞳「理解できた？　美沙は優しいから　言い方が柔らかくて。
つまり義兄さん･･･美沙の父親とあんたの父親は親友だったってこと

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一緒に会社まで立てたのに　義兄さんの才能を利用して
使い倒した挙句、邪魔になったら追い出した」

（そんな･･･初めて聞いたぞ）

瞳「私は義兄さんと仕事がしたかった　才能なんて足元にも及ばない
でも強い憧れには勝てなかった
必死で努力して大学に入って
留学しながら着実に夢に近づいていたんだ！

それが、義兄さんの新しく建てた会社が傾くと同時に
彼も病気になって　私は夢を諦め、恋人とも別れ
姉さんと美沙の生活のために、自分を捨てねばならなかった

全部お前たち家族のせいだッ！
姉さんは義兄さんが死ぬとずっとあなたの父親の悪口ばかり
美沙の笑顔も消えるほどにね」

「嘘だろ･･･
百瀬は、偶然クラスが一緒で、家も近くで･･･」

瞳「私も初めて聞いた時　運命めいたものを感じたわ
あんたの家に入ってからは、裸のような格好でに使われたり
家事までさせられているのを見たときは、悔しくて眠れなかった

でも、これはチャンスだった
どうやらあんたの父さんは美沙の素性に気づいてないようだったし
病院に居るとなれば、寝首を掻くにもってこいだもの

それから毎日が楽しくて仕方なかった
だって１０年以上の恨みが晴らせるのよ
あははははは」

百瀬は黙って俺を見ていた

親父はあまり会社のことを語らない人だった
決して大人しいタイプではなかったけど　自分の仕事について
語ることが少なかったのは　これが理由なのだろうか

瞳「今日は義兄さんの命日、生前彼からもらった
プレゼントのナイフ　実は託していたの　ずっと前にね
昔年の恨みを晴らす祈りも込めて」

叔母さんの言葉が遠くなっていく気がする
目の前が真っ暗になる感覚

親父が･･･そんな
百瀬の父親に酷いことを･･･
そんなことする人じゃない　信じたい　けど

１.　彼女の言葉を否定する
２.　謝罪する
３.　自分には関係ないと居直る　
+++
叔母さん無双回！
彼女はお話の文字数も無残に抉り取るのか！

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