No.108748

新たなる外史の道 外伝 桃香修行編

タナトスさん

恋姫無双の愛紗ルート後の二人が真の世界にやってきたら?
という妄想から生まれた駄文です。
読んでもらえれば幸いです。

桃香修行編です。

2009-11-24 20:48:20 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:9023   閲覧ユーザー数:6464

私こと桃香は北郷 一刀さんに弟子入りしてから1ヶ月が過ぎた・・・

 

一刀さん半端なく厳しいんだ・・・

 

フフフフフ・・・・・・・・・・・

 

1ヶ月でその事を骨身にしみて理解した・・・・

 

あの穏やかな笑顔の下にはきっと閻魔大王が住んでいると言うのは私達3人の総意だ・・・

 

軽く死ねる・・・

 

と言うか、訓練中に綺麗なお花畑と綺麗な川を見て、川の向こう側には死んだおじいちゃんが私を手招きしていた・・・

 

本日も、わたくし、未熟者しています・・・

 

 

1日目は悲惨の一言に尽きた・・・

 

私達は朝5時に叩き起こされる。

 

「全員・・・起床!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

危うく鼓膜が破れる所だった・・・文句を言った華琳さんは、一刀さんに爽やか笑顔で全力全快の拳骨をお見舞いされた・・・

 

華琳さんは床にめり込み、ピクピクしながら気絶した・・・と思う・・・いや・・・思いたい・・・どうか、死にませんように・・・

 

一刀さんはそんな華琳さんに桶一杯の水をかけ、華琳さんは慌てて目を覚ました・・・

 

「ひあ!?!?!?!?!?」

 

「おはよう、爽やかな朝だな♪」

 

奇声を上げる華琳さんに爽やで見惚れるくらい素敵な笑顔で朝の挨拶をした一刀さん・・・

 

蓮華さんと私はこの時、同時に心の中でこう叫びました・・・

 

((鬼~~~~~!!!! 悪魔~~~~~~!!!! 人でなし~~~~~~!!!!))

 

私達三人は眠い目を擦りながら、一刀さんの言うように動きやすい格好に着替え、朝霧立ち込める幽州城城内の練兵場に横一列に並んでいました。

 

私達の前に一刀さんが立ち、こういいます。

 

「そうだな・・・今日は初日だし軽めにしとこうか・・・」

 

その言葉を聞いた瞬間、私達三人はホッとしましたが、次の一刀さんの言葉に愕然としました・・・

 

「朝の運動として軽く三里(約12キロ)走ろうか」

 

(((それの何処が軽いと!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?)))

 

重そうな背嚢を三つ置いて更に言う。

 

「重りも軽めにしよう・・・10貫(約38kg)ぐらいだな・・・軽い軽い♪」

 

(((どこが~~~~~~~!?!?!?!? 重いから!! それ重いから!!!!!!)))

 

「あの・・・まさか・・・それを背負って走るのですか・・・・・・?」

 

蓮華さんが意を決して一刀さんに質問した。

 

一刀さんは不思議そうに答える・・・

 

「それ以外に何に使うんだ?」

 

(((そんなの背負って走れと!?!?!?!?!? 無理、無理、無理、無理、無理、無理、無理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)))

 

カチっという音に気付いた時に体が滅茶苦茶重く感じた・・・まさか!?!?

 

「よし、装着できたね、それじゃあ軽く走ろうか」

 

何時の間にか装着されてる!?!?!? しかも、留め金に鍵が!?!? 外れない!?!?!?

 

更に何してんのこの人!? パトリオットに弾を装填してる!?!?!?!?

 

「よ~し! それじゃ走ろうか♪」

 

何時の間にか私達の後ろにいる!?!? しかもパトリオット構えて何する気!?!?!?

 

「さっさと走らないと日が暮れるよ♪」

 

そうにこやかに言い、一刀さんは私達の足元にパトリオットを乱射しました・・・・・・

 

「「「ひ~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?!?!?!?」」」

 

私達は追い立てられる様に涙目で全力疾走しました・・・いやマジで・・・

 

 

「「「ゼエ・・・ハア・・・ゼエ・・・ハア・・・」」」

 

・・・・・・もう私達・・・・・・何も言えません・・・・・・

 

「いや~いい汗かいたね~~♪ さて、お風呂に入ってきなさい。軽い運動の後の朝風呂は気持ちいいよ♪ 朝ご飯が待ってるから早くするように」

 

「「「~~~~~~~~~」」」

 

私達は疲れきった体を無理やり起こし、ノロノロと風呂場まで歩いていった・・・

 

 

途轍もなく美味しそうな匂いをさせてはいるが、疲れきって食べる意欲が沸いて来ない・・・

 

これは新手の拷問だろうか・・・私達三人は食事を無理やり流し込んだ・・・

 

食事が終わり、朝の政務の時間・・・一刀さんに巻物の束千本を渡される・・・

 

「これは何?」

 

華琳さんが大量の巻物を見て呟く。

 

「課題だ、一人千本、三人合わせて三千本だ。昼までにやる事」

 

そう爽やかな笑顔で言い一刀さんも自分の巻物を処理し出す・・・

 

は、速い・・・残像が見えている・・・

 

巻物一本にかかる所要時間が約10秒!?

 

しかも隣にいる北郷夫人も同じくらい!?!?

 

何?? この夫婦!?!?!? キ○ガイ!?!?

 

しかも正確で無駄が一切無い・・・

 

各省庁にも正確無比な指示を二人とも出している!?

 

私達は必死に巻物に取り組むがどんなに頑張っても一分くらいが限界しかも私なんか間違いをかなり指摘されました・・・・・・

 

どうにかこうにかそれも終わり、昼食・・・

 

 

昼食が終わり、昼から実技訓練・・・

 

課題・・・それぞれの武器で一刀さんに一撃当てる事・・・

 

(((無理!!!!!!!!!!!)))

 

予想道理投げ飛ばされ、地面に叩き付けられ、拳、肘、膝、蹴りを叩き込まれました・・・

 

私は叩きつけられた時、綺麗なお花畑と綺麗な川を見たのです・・・

 

 

全身ボロボロになりながら這い蹲って木の根元まで辿り着き、木を支えにして立ち上がり何とか動くまでに回復した私達は夕食をとり潰れるように寝ました。

 

 

そんなのが1ヶ月続きました・・・何とかやってます・・・

 

 

私達・・・どうにかこうにか生きてます・・・

 

 

おまけ

 

俺、愛紗、佑、ハウゼンの四人は集まり、弟子三人の教育方針を決めていた。

 

「では・・・徹底的に鍛えると?」

 

愛紗の質問に俺は頷く。

 

「我等SAクラスのマスターが幸いにも四人いる・・・この四人で弟子三人を徹底的に鍛え上げる・・・」

 

佑は面白そうに言う。

 

「そいつは面白いな・・・俺等が徹底的にヤルんか・・・」

 

ハウゼンもにこやかに呟く。

 

「きっと、今以上の地獄が体感できるでしょうね・・・あの三人・・・」

 

愛紗も楽しそうに微笑む

 

「フフフ・・・鍛えがいがありそう・・・」

 

俺の言葉に皆がハモル。

 

「「「「だって弟子には・・・・・・人権なんて無いもんね!!!!!!!!!!!!!」」」」

 

 

その時、当事者の弟子三人は何か言い知れない恐怖に震えたとか震えなかったとか・・・・・・

 

 

 

 


 
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