Ⅱ.
《誰も知らない　輝き秘めて　かたちを変える　結晶の森》

命が全て凍えるような　暗い夜　闇の淵から　
《乾かぬように　想いの雫を　湛え佇む》

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傷付いた原石〈いし〉　淡い輝き　その源へ辿り着く
脆く柔らかな玻璃〈はり〉　砕けないよう　砕かれないように
深く感情〈こころ〉　閉じこめる
《仕舞っておいて　忘れていても　守っているから》

涙のサンクチュアリ　どうか今だけ　瞳を閉じて
闇が滲んで消える時まで　このままでいて

翼に抱かれる温もりは　この手より　この体より　
《うまれたときの　祝福された　息づかい　（誰よりも　それは自分自身への）》

頬をつたう条痕〈ストリーク〉　刻む鼓動〈ルチル〉　ただひとつの旋律
胸を突き刺す針　幾つもの瑕〈きず〉　癒えないけれど
そっと心触れてみる　まだ在るのだと確かめる
《夢とまどろみの淡い境に　ひそやかに　（誰もが　それは自分自身の・・）》

（どこにいるの）（ここにいるよ）（そう、ここにいたの・・・・）

（私があなたの見ている夢ならよかったと、思ったけれど）
望んだ夢が見られるなら
眠りにつくこともきっと
穏やかな風に包まれるよう　
ひと時の幸せでも

涙のサンクチュアリ　
どうか今だけは　瞳を閉じて　《私を守る　心のつがい》
私だけしか入れない　永遠を遺す場所　《ふれあう　涙のサンクチュアリで》
涙のサンクチュアリ　
どうか今だけ・・