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No.1076947
みらくる☆さん
「そんな人は知らないです 男「ホント?なんだか隠してるように見えるネェ」 「え?」 男「隠したって駄目 ご婦人をハッピーにするのが ボクの役目…」
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奈々「知らないって言ってんでしょ さっさと帰れ」 いきなり奈々姉が割り込んでくる びっくりした 男「ん ひぃっ!」 奈々「怪しいやつめ」 男「うわわわわ こわい女性は苦手ダ~」 凄い眼力に男は慌てて逃げだした 奈々「なにあれ あっけないわね メタスラかよ」 俺はさっきまでの出来事を話した 奈々「まぁ人違いでしょうね そんな苗字の人いないならさ」 そう言ってかつての百瀬のアパート-今は立ち入り禁止の柵がしてあるが- そこにもたれかかる 奈々「あまり、彼女を刺激して欲しくないのよ」 あの変質者のことなら、百瀬に言うつもりもない 奈々「あの火事から、一緒の部屋で生活してるけど その後もね 夜中に突然目が覚めたり うなされたりもしているわ よっぽど怖かったんでしょうね あなた達には黙ってほしいって言われたけど 別に隠すほどのことでもないと思うわ」 「きっと あまり心配を掛けたくはないのだろう」 奈々「でも、十分気遣ってくれてる おじさんもおばさんだって 自分の娘のように接しているしね 私はあの子が火事に逢う前よりずっといい環境だと思ってる」 「…家族がいるから?」 奈々「あの娘、自分のことはあまり話したがらないの 父も母もすでに亡くなっている。 母親の縁戚からわずかながら仕送りをもらって 今まで生活してきた それだけ」 そのお金だって、今は一銭も振り込まれていない 彼女の辛い身の上を思いながら、自分の恵まれた環境を実感する 「家事手伝いは、世話になっていることへの恩返しなのかな?」 奈々「多分違うわ きっと、母親の手伝いをする娘の感覚なんじゃなかな」 「どうして?」 奈々「結構楽しそうにやっているのよ あれでも」 さっきの男、明日には日本から離れるとか言ってたな 嘘にしては突飛すぎるし、もう来ないといいけど 奈々「しくしく」 「どうしたの」 奈々「あの男の飴が、靴裏に…」 ささやかな男の反撃に、一日中奈々姉は不機嫌だった +++ 今日誕生日なので! 実はフォロワーさんからDM頂くまで すっかり忘れてました 17歳になりました よろしくね コメント、ブクマ、タグ付け いつもありがとう!
2021-11-12 04:34:33 投稿 / 889×1000ピクセル
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「そんな人は知らないです
男「ホント?なんだか隠してるように見えるネェ」
「え?」
男「隠したって駄目 ご婦人をハッピーにするのが
ボクの役目…」
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