小さなはばたき一つ起こって　遠く遠くへ消えてゆく

　いずれいずれの遥かな月日　届くころにはふくらんで　まるでちっぽけな君の思いが

　ほらごらん

　こんなにこんなに　大きくなった

　月の裏側陽も当たらずに　誰も彼にも目が届かない

　しあわせバタフライ

　君の思いが　いまごろ大きく届いたんだ

　辺境片隅ちっぽけな

　宇宙の端っこ　そのまた一部の

　月の裏側　マイクロスコピック

　優しいメロディ　電波に乗って

　やっと地球に届いたよ

　流行り病の傾いだ町々

　まるでちっぽけな君の思いが　大きく大きく地球に届いた

　しあわせバタフライ

　小さなはばたきいずれいずれは大きくなって

　君の作ったバタフライエフェクト

　小さな天体　月の歌姫

　響いていくよ　しあわせバタフライ

　夢の彼方か現実か　君の届けた大きなしあわせ　やがて宇宙にゆきわたる

　斜陽に暮れるこの宇宙　疲弊がいつか行き着いて　終わるものかと誰もが思う

　そんな時節に響き渡った

　優しい歌声　しあわせバタフライ

　勇気が全てに染み渡り

　終わる宇宙が生き返る

　まるでちっぽけな君の思いが　大きく大きく地球に届き　最果てのころに限りをなくす

　バタフライエフェクト

　小さな小さなメロディが　一つ宇宙を救ったなどと　月の歌姫思いもよらず

　小さな小さな天体で　君は今も優しく歌う

　しあわせバタフライ

　まるでちっぽけな君の思いは

　しあわせバタフライ

　全てを飲み込み大きく育ち

　いつまでもどこまでも

　大きく夢見るバタフライエフェクト