彼は筆を置く
「……飽きた」
ここ最近、机とにらめっこの毎日
とうとう彼は我慢できなくなったらしい
そしてそのまま昼寝
――どれくらいたったのだろうか?
彼の頭に強い衝撃が襲う
目を開ければ、腕組みをした賈駆がいた
『あんたの役割は何?』
昼寝をしていた理由を言うと、自分の立場について問われた
もちろん彼は自分の『役割』を知っているし、放棄したわけでない
……だが、今の彼は『役割』を演じる気はない
むしろ説教をする彼女に腹が立った
『だったら、君にも『役割』をしてもらおうかな』
彼女の『役割』
それはメイド
絶対的服従
……彼の言うメイドという『役割』とは、本当にそんな事をするためのものだろうか?
正直、『私』には理解できない
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少し過激なお話