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No.1060721
OZAさん
(ある旅行者の手記より) 「C.T.W.(Colour-Trash World)中には 町や集落を結ぶ街道が張り巡らされており、 様々な人や物の交流が 古くから盛んに行われてきた。
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そんな街道上には 大抵は「街道トラム」と呼ばれる 路面電車が運行されている事が 多いのだが、 川に沿って走るこの街道も その例外ではない。 並走するハイウェイやバイパスが完成し、 いつしかここが 旧街道と呼ばれるようになった今も尚、 相変わらず交通量の多い街道沿いには 古い時代の痕跡や トラムが敷設される前から営業する 老舗等も少なくない。 街道の途中の開けた場所にある信号所では、 近くの工場で抽出された 膨大な量のカラーチップを積載した 色彩運搬列車の 通過待ちを行う事が多いのだが、 1本のみならず多い時では 2~3本待たなければならない事すらある。 待ち時間が長くなるからなのか、 正式な駅では無いのにも関わらず 乗降が認められており、 信号所の周りには待合所を兼ねた休憩所や 気軽な飲食が出来る食堂も見受けられる。 すぐ側のチェス盤の建物の前では 暇を持て余したチェスの駒達が 遊び相手を勧誘していたが、 彼らが納得するまで ゲームに付き合わされる羽目になるので、 待ち時間の間の退屈しのぎのつもりで 勧誘には気軽に乗らない方が良さそうだ。 他にも旧型パソコンを改装したビジネスホテルや 注文客の許へピザ自ら飛んで行く配達方法が 好評の大手ピザショップの 専用ポートを備えたチェーン店が道路沿いに見受けられるのは 時代の流れなのだろうか。 川の方に目を向けて見れば 昨晩、空から降って来た流れ星が浮かんでいたが 願い事をする人は誰一人居ないようだった。 その替わりと言っては何だが、 釣り人が星に乗っかって魚釣りをしていた。 ―待つ事十数分。 ようやく向こう側から 色彩運搬列車が姿を見せた。 機関車の吐く黒煙の上に請求書を載せながら、 大量のカラーチップを載せた貨車を何両も連ねて のっそりと信号所を通過して行ったのだった。」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ B4(257×364)サイズのコピー用紙にボールペンで描いたもので、 ブックカバー用イラストとして描いたもの。 「白い砂の街道と初夏の分岐点(White Sand Invites To The Early Summer Trip)」に 続いての「街道トラム」の登場となりますが、 千葉の市川市内にある「行徳街道」のような 川沿いの旧街道に路面電車が走っているような光景を ふと描いてみたくなった...と言うのが切っ掛けでした。 前回のブックカバーイラスト 「色彩運搬列車の走る街(The Industrial Train Coming To Town)」同様、 より大容量のファイル(2.56MB、jpgファイル)を アップロード致しましたので、 当方のHP上のこの絵のブログページ(http://colourtrash.blog38.fc2.com/blog-entry-277.html )の ダウンロードリンクより ダウンロードしてお使い頂ければと思います。 勿論、上↑の画像を右クリックしてダウンロードしても お使い頂けます。 尚、ファイルには二種類ございますが、zipかそうでないかの違いだけで内容は同じです。 (日付が違うのは単なる設定ミスですのでご了承下さい。) ブックカバー自体は今回は 河出書房新社より出版されている「ふくろうの本」シリーズ等の サイズに合わせております。 尚、原画はB4サイズで描いておりますが、 実際にブックカバーとして使用する際には B4よりも(A3などの)大きめのサイズで 出力した方が使いやすいかも知れません。
2021-05-02 21:14:54 投稿 / 全6ページ 総閲覧数:785 閲覧ユーザー数:778
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(ある旅行者の手記より)
「C.T.W.(Colour-Trash World)中には
町や集落を結ぶ街道が張り巡らされており、
様々な人や物の交流が
古くから盛んに行われてきた。
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