No.104729

真・恋姫無双異聞録 02

鴉丸さん

タイトルを変えて、投稿です ただ、若干いろいろ変わりました そこら辺はご容赦を


第2話よろしくお願いします

2009-11-02 17:45:51 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2905   閲覧ユーザー数:2551

 

 

―――Side 呂刀―――

 

 

「皆さん急いでください!」

 

 

朱里の声に応えるように、俺たちの後ろをついてくる人たちが歩みを少し速める

 

 

「雛里 どんな感じ?」

 

 

「多分まだ大丈夫だとは思います・・・ただ、いずれは追いつかれると思います」

 

 

俺たちは、桃香のところに向かう前にある街に立ち寄ったんだけど、大量の黄巾党がこちらに向かっているとの情報が流れてきて街の兵隊も逃げてしまった そして、どうすることもなくなった俺たちは「劉備様のところへ逃れよう」という長老の言葉に従い、こうやって桃香たちがいる街まで逃げている最中だ

 

 

「ただ・・・なんか違和感が・・・」

 

 

「「??」」

 

 

俺の呟きに首をかしげている朱里たち でも、何か違和感がある・・・なんかこう・・・妙なことが起きそうな・・・

 

 

『あれ?気づいた?』

 

 

・・・無視!何も聞こえなかった!幻聴だ!

 

 

 

 

「あの・・・呂刀さん?」

 

 

我に返ると朱里が心配そうにこっちを見ている なんか最近情緒不安定になったな~俺・・・原因は・・・想像つくから止めよう とにかく、俺たちは桃香たちがいる街に向かっている 多分、そこまで時間がずれていなければ白蓮と共同戦線張った頃だから、合流は出来るはずなんだけど

 

 

「呂刀さん!前から軍隊らしい人たちぎゃっ・・・」

 

 

まあ雛里の「噛み」はご愛嬌として・・・とりあえずは大きな誤差は出なかったか・・・よかった

 

 

「大丈夫か!?」

 

 

軍団の先頭に立っていた愛紗が無事を確認してきた やっぱり綺麗だな・・・俺が「北郷一刀」だったころから一緒に戦ってくれた仲間であり、恋人の一人は しばらく見惚れていたのが拙かったのかもしれない 俺は突然殺気を感じ、飛針を精製し殺気を感じたところへ投擲をした すると、明らかに見たことある顔と見知らぬ顔をした男たちが現れた

 

 

「お久しぶりですね?北郷一刀・・・いえ、呂刀とお呼びしたほうがよろしいですか?」

 

 

眼鏡をかけ、丁寧な言葉を言っておきながらこちらを見下しているのがバレバレの于吉が口を開いた

 

 

「な、なんだ!貴様らは!?」

 

 

愛紗が于吉たちを問い詰めようとしている 鈴々や桃香たちが来ないところを見ると、先行してきたらしい でも、おかしい・・・なぜ黄巾党が来ない?

 

 

「お前ら・・・黄巾兵に何かしたのか?」

 

 

こいつらならやりかねない・・・そう思っていた でも、返ってきた答えは意外なものだった

 

 

「僕たちは何もしていないよ?」

 

 

于吉・左慈と一緒に居た二人の男のうち、どこか幼い感じを見せる男が返答した こいつ誰だ?

 

 

 

 

「僕は『鵺』だよ!よろしくね!」

 

 

鵺・・・狂骨が追っているはずの奴が何でここに?じゃあ、隣にいる奴は『李崩』か

 

 

「いかにも・・・」

 

 

「呂刀さん・・・?いったいこの人たちは」

 

 

朱里が声を震わせながら、聞いてくる それは当然だろう 于吉や左慈だけでなく鵺や李崩まで揃っているんだ 並みの奴じゃ中てられて気絶する 現に、ここに立っているのは俺たち以外には朱里・雛里・愛紗の三人のみ 愛紗はともかく朱里たちが立っていられるのは・・・なぜ?

 

 

「俺の敵さ・・・詳しい話は後でするから・・・今は逃げ「ちょぉっと待ったぁ!」ってこの声は!」

 

 

「ひ・ば・し・らぁ!キィィィィック!」

 

 

上空からそんな叫びを上げながら落下してきたのは狂骨だった さらに―――

 

 

「ハァァァァ!」

 

 

同じように落下してきた刑天 というか―――

 

 

「なんでお前らがここに居るんだよ!」

 

 

見ろ!愛紗たちが口をあんぐりとあけているだろうが!

 

 

「そこに、鵺が居るからだ!」

 

 

「んなどこぞの登山家みたいな答えは期待していない!」

 

 

「まあ、気にするな 実際俺たちは、李崩と鵺がここに居ると知りやってきたんだから」

 

 

狂骨に突っ込みを入れていると刑天が説明しに入ってきた いや確かにそうなんだろうけどさ・・・

 

 

 

 

「え~っと・・・よろしいですか?」

 

 

于吉がこっちに確認してくる 敵にこういう態度をさせるってどうなのよ?左慈は笑いこらえているし鵺にいたっては爆笑しているし・・・唯一、李崩は刑天を睨んでいるけど

 

 

「ま、まあ・・・今回は顔見せ程度です いずれお会いすることになると思います そのときを楽しみにしていますよ?」

 

 

于吉がそういい残し転移をした それに続けるように左慈たちも―――

 

 

「北郷一刀・・・いや呂刀 貴様は俺が倒す!」

 

 

「それじゃ、狂骨!今度はちゃんと殺しあおうね!」

 

 

「刑天・・・師を殺めた報いをいずれ受けてもらう」

 

 

それぞれ言い残し転移していった そして、残ったのは倒れている民や兵士たちと俺たち

 

 

「さて、それじゃ俺らはそろそろ行くわ!」

 

 

狂骨は右手をシュッと挙げながら場を離れようとする

 

 

「ちょっと待て!お前、どこへ行く!?」

 

 

「そうです!いろいろ説明してください!」

 

 

逃げようとしていた狂骨は愛紗と朱里により逃げられなくなった・・・あれ?刑天は?

 

 

「あの~・・・さっきここに来る途中こんな人見つけたんだけど・・・ってこれ一体どうしたの!?」

 

 

遅れてきたらしい桃香と鈴々が刑天を引きずってやってきた 多分『ガス欠』だな刑天のやつ

 

 

 

 

そして、桃香たちに事情を説明し協力体制をとろうとしたんだけど―――

 

 

「悪いが俺は別行動をとらせてもらう」

 

 

「俺もだ」

 

 

狂骨と刑天が別行動をとるため、華琳と雪蓮のところへ行くと言い出した 予想はつくよ

 

 

「どうせ・・・互いに戦いたいからだろ?」

 

 

「「正解!」」

 

 

親指を立ててスマイルを浮かべたバカ二人 こいつ等たまに何考えているか分からないときがあるな

 

 

「え?で、でも私たちと一緒に「「それじゃまた会おう!」」って、え~!?」

 

 

桃香の台詞をぶった切って走り去っていきやがった あいつら・・・もしかして嫌な予感ってこれか?そして、俺たちは琢県に向かうことにした え?黄巾党?どうやら狂骨たちが潰したそうだよ え?白蓮と星?・・・ご愁傷様

 

 

 

 

「ちょっと待てぇ!?私の数少ない出番が!」

 

 

「ふっふっふ 残念でしたな♪」

 

 

「お前は余裕だな!?」

 

 

「いえいえ 私はまだ登場の機会はありますし?そこまで影が薄くないので」

 

 

「うわぁぁぁぁぁん!」

 

 

「おやおや 泣きながら走り去って行ったか・・・ふむ 作者のところにでも行きましたかな?」

 

 

 

 

「舞台裏」

 

 

ゲフゥ・・・

 

 

狂骨「・・・こいつ生きてんのか?」

 

 

呂刀「さあ?とりあえず、俺√だったのに何でこんな展開に?」

 

 

刑天「なんでも「やっぱこいつらの戦いも見てみたい」とか思ってやったらしい」

 

 

狂骨「まあ、修正はきいたようだが・・・こいつどうにかならないのか?」

 

 

呂刀・刑天「「無理」」

 

 

 


 
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