No.104340

程昱5

アインさん

特にない

2009-10-31 22:20:07 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3122   閲覧ユーザー数:2839

――俺は彼女を諦めるつもりはない

「本気なの一刀?」

 

華琳の鋭い目が俺に向けられる

 

「ああ……新しい北郷隊を作って、その部隊に風を補佐としていれてほしい」

 

無理な願いなのはわかっている

 

でも、こうでもしないと風は俺に会ってくれない

 

「その言葉の意味……風をずいぶん気にしていると考えていいのかしら?」

 

俺は頷く

 

華琳はそれでわかるはず。俺の本当の意思を……

 

「いいわ。認めましょう」

 

周りのみんなは騒ぐ

 

「でもこれだけは覚えておきなさい一刀。『けじめ』を必ずつけないといけないことを……」

 

華琳の言葉は重く心に響いた

新しい北郷隊

 

隊長……北郷一刀

 

補佐……程昱

 

役割は以前とは変わらず、兵達もすでに熟錬された人達で構成された部隊である

俺は息を呑む

 

――この中に風がいる

 

きっと風はこの前の話は知っているだろう

 

「……何、緊張してだ? 俺」

 

深呼吸をする

 

「風……」

 

俺の意思は変わらない

 

俺は風が好きだ

……絶対に、絶対に、風を振り向かせてやるぞ!!!!


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
45
2

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択