ステージ１　ヨハネの予言

みぎよ

博士。システム構成完了しました。

まかべあ

配置に付く様に。おおちょうも同じ様にしなさい。

おおてふ（ちょう）

２人とも、配置完了しました。

みぎよ

前に同じに。

まかべあ

では、待つ様に。

みぎよ

暇です。

おおてふ（ちょう）

私もいかんながら暇です。

まかべあ

ゲームでもしてなさい。

みぎよ

ゲームは暇です。全部システムが同じ様なものなので。

おおてふ（ちょう）

いかんながら、その通りです。

まかべあ

では、早いですが、作戦を話します。

泡と水の敵ユニットが有るので、みぎよが泡をおおちょうが水を全て撃破するのです。

みぎよ

ユニットとは、RTS（リアルタイムストラテジー）の味方または敵のユニットです。

なぜ、RTSなのですか？

まかべあ

完成されたゲームだからです。

完成されたゲームは、現実に持ち出し易いからです。

おおてふ（ちょう）

いえ、それはRPG（ロールプレイングゲーム）だと思いますが・・・。

みぎよ

SRPG（シュミュレーションロールプレイングゲーム）では？おおちょうはちょっと、静止しているゲームを擁護（ようご）し過ぎです。

まかべあ

ともかく、味方ユニットと敵ユニットが有ります。

味方ユニットも二種類、みぎよとおおちょうです。

まかべあ

勝ち進めば、味方ユニットは増えます。

質問は許しません。

みぎよ

（質問は死罪に値する、と。）

おおちょう

敵ユニットの説明をお願いします。

まかべあ

泡が可視ユニットで、見ながら、味方ユニットを配置出来ます。水は不可視ユニットで、見ないで、予（あらかじ）め配置する必要が有るのです。

みぎよ

私は水を攻撃しないのですが、泡は攻撃します。

つまり、おおちょうが水を攻撃する、という事で合ってますか？（確認だからセーフ。）

まかべあ

それで問題無いですが、おおちょうは泡を攻撃出来ません。

おおてふ（ちょう）

光が反射して見辛いから。

みぎよ

では、私は泡を攻撃するのですが、範囲と威力はどこに有りますか？

（TDの基本システム、ステータスでは無い。）

まかべあ

ここです。

（味方ユニットのみぎよオリジナルにカーソルを合わせる。）（みぎよオリジナルとおおてふオリジナルがもちろん2人配置されている。）

範囲が（左上）１、威力が（左下）５、レベルがロックト（右上）に成っており、合計コストが（右下）０に成っています。（これがみぎよオリジナルの枠内。）

まかべあ

一方で（味方ユニットのおおてふオリジナルにカーソルを合わせる。）こちらが範囲が２、威力が３、レベルがロックトに成っており、合計コストが同じく０に成っています。（これがおおてふオリジナルの枠内。）

ロックトは後で解除されるでしょう。

みぎよ

ライフと消費コストという表示が有るのですが？

まかべあ

通せる敵ユニットは、ライフが１０なので、１０ユニット通せます。他は倒さなくては成りません。

まかべあ

消費コストは既に消費したコストで、各味方ユニットの合計コストを足したものが表示されています。余っているものでは無い、総合のコストです。

（元のコスト-消費コスト＝余っているコストと云う表示に成っている。）

みぎよ

では、さっそく行って来ます。

おおてふ（ちょう）

では、さっそく行こう。

戦後

みぎよ

大した事有りませんでしたね。

おおてふ（ちょう）

いや、多くて大変だった。

ゲームだと、ここまで多い事は上級レベルじゃないと、そうそう無いだろう。

みぎよ

私は１人配置すれば、充分でしたが、おおちょうは５人は要る様でした。

まあ、威力を考えれば、平坦（へいたん）なステージも考えれば、おおちょうが多く要るのは当然でしょう。

みぎよ

当然、私の泡は見ながら出来ますから、おおちょうの水を優先すべきでした。

余ったコストをおおちょうに注げば良い。簡単でしたね。

おおてふ（ちょう）

理詰めで考えると簡単だが、軍師の脳が必要だ。

みぎよ

論理的思考が出来れば、簡単ですね。

おおてふ（ちょう）

論理的思考を知っている人はどれぐらい居るだろう？

みぎよ

最初の所で、コストは私の複製（コピー）が１０でおおちょうの複製が８でした。

最初の元のコストが７５なので私が３人でもおおちょうを５人用意する事が出来ました。

みぎよ

うっかり、私を放置して、１０ユニット逃さなければ良いだけですから、全く、演習に成りました。