No.103472 萌え萌え恋姫大戦ニシさん 2009-10-27 18:26:35 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:2808 閲覧ユーザー数:2617 |
プロローグ
鋼の乙女・・・・・国家の威信をかけて各国が開発した兵器。
彼女たちは世界の覇権をかけて戦う・・・・・・・はずだったのだが。
ある日、世界中すべての鋼の乙女が、南洋ガダルカナル島に集められた。
集められた彼女たちが見たものは・・・・・
アメリカ軍のP-38ライトニングの鋼の乙女クラレンスとアリス、日本軍、ドイツ軍、連合国の各国の司令官たち。
そして後ろに掛けられていた看板には・・・・・
[ミス・鋼の乙女コンテスト]
これを見た彼女たち(二人を除く)は、
「「「「「アホかお前ら~~~っっっ!!!!!」」」」」
各国の司令が言うには、戦いで決着をつけず平和的にミスコンでをつけることになったらしい。
「冗談じゃありませんわ。こんなことで大戦の勝敗を決めるなんて、非常識ですわ!!!」
マチルダII の鋼の乙女マチルダは怒り心頭で声を上げた。
イギリス軍の面々は猛反発した。
アメリカ軍側もこのミスコンには反対だった。
しかし、賛成している者もいた。
「いいじゃない♪ こんな素敵なイベント、大賛成よ~。戦争だってしなくてすむし~」
「そうそう♪ こんなイベント、しないといけないわよ」
あかぎとルーデルは、頬を赤くしながらこのミスコンに賛成的だった。
やまとは、「またか・・・」と言い、レントは、「まったく・・・」などと。
「北郷司令、本当によろしいんですか!?」
レイは自分たちの上官に詰め寄る。
「すまないレイ。でも決まってしまったことなんだ」
北郷は申し訳なさそうにレイに言う。
結局各司令官たちからの命令書によってミスコンを行うことになり、日本代表、ふがく。ドイツ代表、エーリヒ。アメリカ代表エイミー&チハ。イギリス代表、ランという選定になった。
ロシア、中国、イタリアは参加を辞退した。
そしてミスコンが始まり最初は順調に行われてきていたが、観客の乙女たちが審査員を買収したりさらには、
「ふっふっふ。そうですわ。こんな茶番劇、真面目にやる必要など、無かったのですわ!皆さん、やぁっておしまいっ!」
「あらほらさっさ~♪」
マチルダがこの茶番劇をぶち壊そうとし、シンもノリノリでぶち壊しにかかる。
これが合図になったのか、イギリス・アメリカ軍の乙女たちも次々に戦闘を開始する。
結局ミスコンのはずがバトルロワイヤルに発展してしまい、平和的解決は実現しなかった。
「エーリヒ!! 援護を頼む!!」
「はいは~い、まっかせて~♪」
レイはエーリヒと空中でクレア、ネコ達の相手をしていた。
「レイ勝負だ!!!」
「いっくにゃ~~!!」
二人もレイたちと空中戦に入る。
別の場所でも、
ドガガガガガッッッ!!!
「いい加減に落ちなさい!」
マーリンはルーデルに12.7mm機関銃を撃ち込むがひらりとかわされる。
「こんなにカワイコちゃんに囲まれているのに、そう簡単にはやられないわよ~♪」
「あなたみたいな変態は、さっさと落ちなさい!!」
フェアリーはルーデルに7.7mm機関銃を撃ちながら突撃していく。
「あわわわ。こうなったらすべてを爆撃して・・・・」
ランはテンパってしまい、敵味方共々爆撃しようとするが、
「テンパったからといって、すべてを爆撃するな!」
レントがテンパるランに突っ込みを入れつつ、牽制攻撃をする。
日本・ドイツ軍とアメリカ・イギリス軍とで壮絶な空中戦が展開された。
一方地上でも戦闘が開始された。
「おらおら突撃―――!」
「戦いならば負けはしない」
「行くわよチハ」
「は、はい」
ミハエル&フェイとエイミー&チハのコンビが戦車砲と機関銃を撃ちまくっていると、
「ミハエル~~♪ 今度こそ、あなたの中の色を見せて~~~♪」
ロジーナが乱入し、ミハエルに向かって突撃する。(無論、敵味方巻き込んで・・・)
「うわ! ちょっと!」
「きゃ!?」
いきなり銃弾が飛んできてエイミーとチハは慌てて避ける。
「うが――――!!! 寄るな、来るな、近づくな―――!!!」
最初は押していたミハエルとフェイだったが、途中ロジーナが乱入し、乱戦状態になった。
ロジーナは相変わらずミハエルを追いかけまわし、当のミハエルはロジーナから逃げ回っているので、結局フェイはエイミーとチハの二人を相手にすることになった。
「味方はいないから、思う存分爆撃できるわ」
地上を見ながらふがくはニヤリと笑った。
「それじゃあこれでも食らいなさい!!!」
懐から出した、爆弾を地上にどんどん投げ込んでいく。
「きゃあ!!」
「うわっ、あぶない!?」
空からの爆弾の雨をマチルダとシンは慌てて回避する。
そこにハイネが、
「これ以上はやらせないであります!!」
「邪魔よ!!」
12.7mm機関銃をふがくに向け乱射し、ふがくはひらりとかわし、機関銃で応射する。
ベローチェと燕はというと、
「燕はんは戦わんでええんか?」
「私が居なくても、この戦いはすぐに決着がつくアルよ」
二人は戦う気がなく、お菓子を食べながら雑談をしていた。
艦船型の鋼の乙女たちは、
「もうどうでもいいわ・・・」
「なんだかやる気がなくなっちまった・・・」
「みんな~~怪我しちゃだめよ~」
こちらも、もうどうでもいいらしく待機中。
最後に審査員席にいた北郷たちはというと・・・・・
「おれたちを忘れていないか-----!!!」
「我々が退去してからしろ-----!!!」
「早く逃げますよ。ここにいたら命がいくつあっても足りません」
各々の言い分を言いつつ、戦闘中域を匍匐前進で避難していた。
一方クラレンス達は・・・・・
「あはは♪ やっぱり平和なんてすぐに終わるのさ」
「そうそうこの世に争いなんてなくならないのよ♪」
二人は上空から戦闘を見て笑っていた。
「ところでアリス、それはなんだい?」
クラレンスはアリスが持っている、かなり古そうな木箱を見て聞いてくる。
「これ? ここに来る前に、落ちてたの。捨てようかと思ったけどそのまま持ってきたのよ」
アリスが姉に説明していると.....
ドガガガガガッッッ!!!
「「!?」」
近くで戦闘していたレイとクレアの撃ち合った機銃の流れ弾がアリスの持っていた木箱にあたり、驚いたアリスは木箱を放してしまいジャングルに落ちていく。
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
「んっ? なんだ?」
何か落ちてくる音を聞きふと上を見ると.....
アリスが落とした木箱がこちらに向かって落ちてくる。
「うそっ!?」
北郷はとっさに右にまわって避けたが木箱は木っ端微塵に砕け散った。
「なんだったんだ?」
落ちてきたものを見ると.....
「鏡・・・か?」
中には鏡?だった物があり、粉々に砕けていたのだが.....
カァァァァァァ!!
「!!」
突如砕けた鏡が光りだしその光は戦闘中だった彼女たちも確認できた。
「ん? あれは?」
「なんだなんだ?」
「なんか光ってるにゃ~~?」
「ねえ~。なんかこっちにも来てない?」
と言っていると、彼女たちが戦っていた辺りを光が包んでいった。
光が治まると、そこには戦闘だった跡しか残っておらず、そこに集まっていた鋼の乙女の姿はなかった...
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この小説は真・恋姫無双と萌え萌え2次大戦(略)のクロスSSです。
*注意*
・思いつきで作っているので、更新は速かったり遅かったりしますのでご勘弁を。
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