「・・・さてと、これからどこにいこうかな?どこにいくにしてもまずは街がどこにあるのかわからないしなぁ・・・」
そう一刀は言った。
「誰か人は・・・いるわけないか・・・」
そう一刀が言うと、
「あれ?あれは・・・人?ってか瓦礫に埋まってるし!早く助けないと!」
そう言うと一刀は駈け出した。
・・・・・・・・・
「大丈夫ですか!しっかりしてください!」
「・・・うーん・・・あれ?ここは・・・」
「よかった、気がついたんですね。」
「あの・・・私はいったい・・・?」
「瓦礫の下敷きになってたんですよ。」
「あの・・・ひょっとしてあなたが助けてくれたんですか?」
「まぁ・・・あのままほっとくなんてできませんから。」
「その・・・ありがとうございます。」
「いえいえ、気にしないで下さい。ところでどうしてこんなところに?」
「・・・あ!そういえばほかに誰かいませんでしたか?」
「・・・?あなたしかいませんでしたが?」
「そう・・・ですか・・・」
「・・・何かあったんですか?」
「あの・・・実は・・・」
どうやら彼女・・・天和は妹達と3人で旅をしていたところ、何者かに襲われたようだ。そのあとのことは気を失ってわからないらしい。そして気がついたら俺に助けられた・・・と。
「・・・それで、その・・・真名?だっけ?それって大切な物なんでしょ?そんなのを俺に教えてもよかったのかな?」
「はい、命の恩人ですからこれくらい当然ですよ。」
「そっか、それでその妹達がどこに連れ去られたかは・・・わからないか。」
「・・・はい。」
「それで、その襲った奴の顔とかは覚えてないの?」
「・・・後ろからいきなりだったので・・・」
「そっか・・・何か手掛かりがないか探してみようか。」
「はい・・・そうですね。」
そう言うと、一刀と天和は手掛かりを探し始めた。
「・・・手掛かりって言っても何を探せばいいんだかなぁ・・・」
そう一刀が言うと、
「一刀さん!何かありましたよ!」
(・・・あっさり見つかるってすごいなぁ・・・)
「・・・?どうかしましたか?」
「いや、何でもないよ。それで?」
「はい・・・どうやら地図・・・みたいですね。」
「何か手掛かりでも書いてあったのか?」
「はい、印が何箇所かついているのできっとここのどこかにいるんだと思います。」
「ちょっと見せてくれる?」
「はい、どうぞ。」
「・・・この地図だと現在地はここかな?」
「多分そうだと思います。」
「なら一番近いのはここかな?」
「そうですね。」
「じゃあとりあえずほかに手掛かりはないし行ってみようか。」
「はい!」
こうして天和の妹達を救出するべく一刀は天和と一緒に印の位置に向かうのだった。
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ついに一刀以外のキャラ(ヒロイン)を出してみました。
一刀は自分なりにアレンジしてるので扱いをしてはオリキャラっぽいのかな?
次の話では一刀の剣術シーンを書く予定なので楽しみにしてくださいね。