私が着いた場所は、ビコツ牢獄だった。
――だが、今の私は丸腰だ。
しかも、ここにはたくさんの敵がいる。
見つかったらおしまいだ。
蛸の姿に戻ってインクの中を潜り、上に上がる。
動く足場の上にあったインクに潜り、敵に見つからないように進んでいく。
……しまった、一瞬だけ姿を見せてしまった!
インク攻撃を食らい、私の体力はかなり減った。
ボロボロになりながらもチェックポイントに到達し、しぶきを立てないように移動する。
巡回するタコトルーパーを、ギリギリのタイミングで避けていく。
ここは狭くて、息が詰まりそうだ。
――ぐぅぅっ、また見つかってしまったか!
インクレールの中を潜り、敵出現ポイントを避けていく。
ここはインクの道が切れているから、敵が背を向けた時に進もう。
……よし、セーフ。私はインクレールを潜る。
ここは敵のインクが邪魔だな。
敵が背を向けた時にジャンプし、急いで先に進む。
くそ。今度はインクが途切れた道か。
しかも、シャッターの奥には敵が潜んでいる。
私はシャッターが閉じた隙に、すぐにインクレールの中に潜った。
「ふぅ……そー言えばジジィ、そっちの様子はどうよ?」
「セピアなら、まだノビとるぞィ!」
私がインクレールに潜った時、ちょうど、敵が背を向けていた。
これはチャンス。
金網の中に潜って敵の様子を伺いながら進む。
イイダによれば、ジャンプポイントの先にブキの反応があるそうだ。
この緑のインク……色々なものが混ざっていて、とても不気味だ。
恐らくはこの蛸達も、もう……。
私はゆっくりと潜りながら進み、ビコツ牢獄のジャンプポイントを目指す。
おっと、危ない。敵の攻撃が来る!
私は大急ぎでジャンプポイントに入り、上空に飛び出していくのだった。
「危なかった……。地上まで気を引き締めてけよ!」
敵から身を隠し、潜り込む事に成功した私は、ジュウモウ管理区へと辿り着いた。
どうやら、このエリアにブキがありそうだ。
シャッターが開くと、点字ブロックに木箱、そしてタコパトローラーが待ち受けていた。
私はタコパトローラーを上手く誘導し、邪魔な木箱をプレスで壊してもらう。
先にあった鍵を取ってドアを開けた後、インクレールをセンプクしながら進む。
上へ、上へ……地上に近付くからなのだろうか。
だが、インクレールの終点は行き止まりだった。
何とかならないかと考えていると、タコトルーパーがインクを撃っていた。
そうか、これで木箱を破壊するのか。
私はタコトルーパーが木箱を破壊した後、すぐにスイッチを踏んで先に進んだ。
そして青いカンヅメを開け、スプラッシュボムを手に入れる。
サブウェポンだが、今は文句を言っている場合ではない。
私はスプラッシュボムで木箱を破壊し、ジャンプポイントで先に進んだ。
「ガ……ガガ……」
「デンワ? ……空耳かのゥ」
壊れたデンワが何やら不穏な声を上げている。
デンワが何か行動を起こす前に、間に合えばいいのだが……。
私は手に入れたスプラッシュボムで、行けるところまで行く。
コロガリウムを投げるタコリバーサーを倒しつつ、チェックポイントに辿り着く。
向こうにはブキカンヅメがあった。
これで私は、ようやくまともに戦う事ができる。
そしてインクに潜ってコロガリウムを避けて、
ブキカンヅメの中から念願のブキ、オクタシューターを手に入れた。
「やった!」
「シャー! ポリュープ、塗りたくれー!」
テンタクルズの応援で、私は俄然やる気が増す。
オクタシューターで壁を塗って登り、シャワーで上昇していく。
また、タコパトローラーか……だが、もう相手にはしない。
私はインクレールの中に潜りながら先に進む。
しばらく進むと、正面に大きな門が見えた。
あれが出口なのだろうか。
門が開いた後、私はタコスナイパーを撃退し、ジャンプポイントで上層に登るのだった。
次は、エネルギーコアを探すのか……。
それでも、私は最後まで諦めないからな。
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Octo Story、ラストステージ回その1。
ポリュープがブキとサブウェポンを入手します。