No.101652

存在5

アインさん

これで終わり

2009-10-18 10:00:59 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2675   閲覧ユーザー数:2465

彼に自分の想いは伝えた

 

だが、あまり成果はなかったっと白蓮は感じていた

 

「……北郷は結構人気あるんだな~」

 

あの時現れた彼女達

 

彼に強い好意を得るためならどんな事もしてしまう勇気

 

――私って本当に影薄い

 

グビッと酒を飲み、己の存在感を感じた

「だから言ったであろう? 無意味だと」

 

いつものように一緒に酒を飲む星

 

「……うっ」

 

ガクリとショックを受ける白蓮

 

何も変化しない

 

何も……

 

だが、白蓮は気付いてなかった

 

どうしてこういう結果になったのか?

 

どうしてこうもうまくみんなに知れたのか?

 

答えは簡単だ

だって、星が邪魔してもん

 

……しかし、そのことに全く気付かない

 

いやその事さえ考えない白蓮

 

純粋ゆえの悲観者であった


 
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