（そろそろ処分するか）
私はスタンガンの準備をした
男は私が自分に気があるのかと、すっかり勘違いしている
警戒は全くない

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早紀「ねぇ　ちょっとあっち向いてて」
男「え？どうして」
早紀「会ったばかりだから　いきなりは恥ずかしくて」
私がそう言い終わる前にすでに背を向けている
何か期待しているのだろうか
仕方ないので私はすっと押し当てた

男「ねぇ、なんか当たってんだけど」
早紀「当ててんのよ」
男「ぐふふ」
早紀「くらえ　必殺パワー！
スイッチ　オン」
男「ほげぇえぇえええええええぇええ」
そのまま崩れていく　効果は抜群だ

私はすかさず手錠で拘束して
メイのSP３人を呼んだ
警察にも連絡してもらおう、こいつ自身の悪気はともかく
拉致に関してなにかしら関わりはあるはず

足を拘束されたまま引きずられる男を見る間もなく
監視カメラの細工にかかる
すでに話には聞いていたので、工事もすぐに終わった
監視カメラは同じ映像をずっと流しつづけているだろう
ただ日が傾く途中なので、時間による調整は必要かもしれない

問題は正面扉だった
これは見たことがないタイプのもので、おそらくは特注品だろう
まったく手も足も出ない
もうすぐキヌさんらも到着する

できる限りの努力をしないと…
そう思いながら　迫る時間の壁が
私の背中を押すのだった
（続く）

+++++++++++++++
１と２が接戦だったんですが集計時
１のほうがやや上回っていたんですよね
２の方どうもすみませんでした

次回は場面変わりますよ～

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