懲罰部隊 ペレグリン 囚人No.60

罪状：①黒長捻不味棒菓子輸送及ビ配布、摂取ノ強要
　　　②隊章の偽造及其ノ配布(未遂)

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妄想機兵さん主催のコラボレーション【P3コン】参加作品となります。

空戦機は過去に東西コン参加時にシグナス・βという機体を作成してるのでやりたいことは既にそちらでやってしまっていたのですが、
今回改めて取り組むに当たり、過去のフォーミュラFAで廃案になった機体案をベースに完結させるということを自分の中のテーマとして
取り組みました。

基本コンセプトは
・基本構成は標準のアーキテクト構成のまま空戦機らしい飛行形態への可変
・ただし、あくまでFAらしく、人型形態のスタイリングや可動を最優先
・純然たる対FA戦闘機
で作成しいます。


元々FFAの没案もフレズヴェルクをベースに作成していたということもあり、
フレーム含め大半はそのままで再構築したので、ベース機は一応フレズヴェルクということになり、
機体名もフレズヴェルクと混同されることがあるとされる「ヴェルズフェルニル」を基に更に進めたという意味で
「イクス(Ex)」を付けた「イクス・ヴェズル」としました。


製作期間が1ヶ月強しか取れず時間内にまとめることを優先したものの、やりたいことは決行できたので満足です♪


以下設定

機体解説：【TSi-X0/19P3 Ex-Vedr(イクス・ヴェズル)】

SOLARIZE Institute社(以下、S.i社)のミリタリー部門が戦後再建されたNSG-X0のレプリカ機をベースに
「TCC(T-Crystal Ctalyzer)」のテスト別途として作成した試作FAをペレグリンのあるパイロット向けに提供したもの。

TCCは肩部マウントに搭載するバスターソードのみの使用に限られているが、フォーミュラFAに登場した民生用のそれとは異なり
リミッターがゆるめに設定されている(パイロットによる解除も可能)ため出力が高い。

X0のフレームを基本構成としているためサイドワインダーモードへの変形が可能であるが、
基本的には通常形態でのドッグファイトを念頭に置いた武装設計が行われている。

脚部に追加されているウィングは通常形態でも効果を発揮するように堅牢なアームによりエンジンユニットごと独立可動が可能で、
肩部のエクステンドブースター改とともに本機の高い運動性に寄与する。

その肩部はこちらも独立可動のアームでマウントされた大型レールガンとバスターソード、エクステンドブースター改の複合兵装となっており、
レールガンはバスターソードのTCCによる補助を受ける形での高火力のフルバーストモードも用意されており、
他として近接防御用の腕部ビームバルカン、背部のミニガン、セグメントライフルとともに距離を選ばずに戦闘可能である。

これらの武装はサイドワインダーモードでは全て前面に展開されるため、変形後が瞬間火力の最大状態であるが、
更に補助兵装として翼下パイロンに汎用の空対空、空対地ミサイル等の装備も確認できる。

といった形で非常に火力のと運動性高い機体にになっているが、そこかしこからフレームが覗ける通り装甲面は脆弱である。


なお、本機はパイロットのヴァリオが(S.i社のFFAを駆りチャンピオンを取得した)ミッコ・サヴォライネンと悪友であり、
また彼ならば扱いこなせるであろうというミッコの提案によりS.i社より極秘に提供されたものとされる。



パイロット設定：ヴァリオ・スニネン

フィンランド人の35歳。ご多分に漏れず相当の"飛ばし屋"であり、裏稼業として運び屋をやっていた中で
"あの仕事"を受けてしまったことで彼の運命は暗雲に覆われるハメになった。

その依頼は一見恐ろしく簡単に思えるもので、彼は報酬をもらうほどのものかと考えてしまう位のものであった。

それは"リコリス"と呼ばれる黒いハーブを練った菓子であるはずであった。
それはあまりにメジャーで、ありふれているはずのものであった。

しかし、その運び先、日本のトーヨーチョーなる町では彼の運んだそれは、
重篤な中毒者となるか、あるいは逆に相当の拒絶反応により死をもたらすもものとして、禁忌の品となっていたのである。

かくして彼は捕らえられ、ペレグリンなる部隊に囲われることになった。

何故自分にそのような仕事が舞い降りたのか、誰の差し金なのか…真相を突き止めるため彼は脱走を試みることになる。
隊章を偽造し別人になりすます、同じ番号の隊員を増やして混乱を招く、などだ。

まず手始めに行ったのは隊員No.09に偽装することであったが、これはそもそもの機体の特性があまりに違いすぎて秒でバレた。



(…バレないとでも思ったのだろうか…)



彼の受難はまだまだ続く。


[2019/11/4完成]