No.100739

真恋姫無双外伝 外史をかける一刀 8話

特訓中の一刀達に近隣の村が賊に襲われてると伝えに来た奏香
一刀達は一同、葉錬のいる城に向かうのだった

2009-10-13 04:36:25 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:8170   閲覧ユーザー数:6809

近隣の村が襲われてる事を聞いた一刀達は葉錬に会う為に城へと向かった。

そのころ城では村を救う為の準備をしていたが一部の将達が言い争いをしていた。

「ですから葉錬殿が出られたらここの守備は誰がするのですか!」

「それこそ貴方方、文官の出番でしょう。戦争をしているわけではないんだから城の守備など策を用いてどうにかできるでしょう?それよりも今は村を救うのが先だ!!」

「いや、しかし・・・」

村を救う為に出陣しようとする葉錬と、城の守りを心配する文官達との争いは止む気配が無かった。

言い争いが続く中、一人の兵がやってきた。

「ご報告します。今し方門の前に葉錬将軍のお客人の黄権様方が来られていますがいかがいたしましょう?」

「何?黄権殿達が?分かった。ここまでお通ししろ」

それを聞いた兵は門の方へ戻っていった。

しばらくすると先ほどの兵が一刀達を連れてきた。

「葉錬さん、近くの村が襲われてるとは本当ですか?」

「ああ、その通りだ。今から救援の為の準備をしているのだが、率いる将がいなくて困っているんだ。私が出たい所だが、文官達に反対されてな」

「その事じゃが葉錬殿、わし等に行かせてもらえんかの?」

「どういうことです?黄権殿」

「いやな、いま此処にいる将が葉錬殿だけと聞いたのでじゃな。一刀とわしは以前、別々の主に仕えていて兵を率いていたのじゃ。戦でも何度か会った事がある。じゃから、葉錬殿の代わりとしてわし等に兵を貸してはもらえんか?」

黄権の意見を聞くと一人の文官が口を開いた。

「それはいけません。葉錬殿の客人という事ですし信用の出来る方々とお見受けしますが文台様のいない時に部外者に兵を貸すなど勝手な真似はできませんよ」

「じゃったらいったいどうするというのじゃ?このままではいけないのはお主も分かっておろう」

「しかしですね・・・」

そういってあたりが静まり返ると

「いいかげんにしてください!!いまはその様な事を言い争っている場合じゃあないでしょう。私達が今、一番に考えないと行けないのは民の救出です。その為ならこんな事している場合じゃないのは分かるでしょう。それでもまだこんな事を続けるのでしたら私達だけでも村に向かいます」

そう言ったのは葉錬の娘である葉雄だった。

「フハハハ!!全くその通りだ。まさか我が娘に言われるとわな。黄錬殿に北郷殿。この私の代わりに兵を率いて貰えますか?すべての責任は私が背負いましょう」

「わかりました。それで賊の情報は?」

一刀の問いに一人の文官が

「賊の総数は約1000といった所です。こちらが出せるのは此処の守備の事を考えると200が限界です」

「約5倍か。いくら賊が相手とはいえ、ちとキツイのう」

「あのー。その事でなんですが」

そう言い出したのは今まで黙っていた奏香だった。

「司馬懿殿、何かいい案でも浮かびましたか?」

「案という訳ではないんですが僕が聞いた話だと襲われている村は帰還中の孫堅様の隊とこの町との間だと思うのですが・・・」

その言葉に葉雄は慌てて地図を広げて確認した。

「確かにその通りだ!!という事は」

「はい。ですからまずはこの事を早馬を出して孫堅様に伝えてください。私達は兵200を連れ村に向かいます」

「そして村に着いたら孫堅さんの部隊が着くまで持ち堪えればいいんだね?」

「その通りです。一刀様」

「よしではその通りで進めよう。だれか、孫堅様への伝令の用意をしろ」

「はっ。直ちに」

「出陣の準備の方はどうだ!!」

「ただいま終りました。いつでも出れます」

「わかった。では黄権殿に北郷殿、兵と村の事をよろしく頼みます」

「任せてください」「あい、わかった」

「それと柚葉。お前にとってはこれが初陣になる訳だが無理だけはするな。今回は最初から味方がいるのを忘れるな」

「分かっております父上。北郷殿達の足を引張らないよう精進してきます」

そう言い終るとみんなで兵の前に向かった。

「今回葉錬さんの代わりにみんなを率いることになった北郷です。余所者という事で色々思う事があると思うけど今は忘れてくれ。今俺達がやらないといけないのは賊から襲われてる村を救うだ。

だからみんな。いまは余計な事を考えずに村を救うことを考えてくれ」

一刀の言葉に兵達は

「「おおおおお!!」」

「どうやら受け入れてもらえたみたいだね。それじゃあみんな、時は一刻を争う。全力前進!!一気に向かうぞ!!」

「「おう!!」」

その言葉と共に一刀達は村の救出の為に今出陣するのだった。

 

 

side孫堅

城への帰還中の孫堅達に城からの伝令が届いた。

「大変ですぞ。孫堅殿」

「どうしたのだサイ?」

「今し方城から伝令が届き、城までの間にある村が賊に襲われていると」

「!!なんだと、それは本当か」

「はっ。城からの報せだと賊の総数は1000。それに対し城からは200しか出せぬと。しかも兵を率いているのは葉錬殿の客人との事です」

「そうか。葉錬が託す程の者なら問題は無いのだろう。よしその者達が我等の代わりに持ち堪えてる間にたどり着くぞ。全軍、全速前進!!一刻も早く村にたどり着くぞ」

あとがきです

 

ああ、話がまとめられません(泣)

一週間に一本を投稿出来るように頑張っているのですが何回も書き直している間に一週間すぎてるし。

しかもけっきょく戦闘シーンまでいきませんでした。

やっぱり私には才能がないのでしょうか?

ですが諦めずに完結させて見ますので応援していただければ幸いです。

ご意見やご感想をいただければ嬉しいのでよろしければコメントください。

 

後、葉雄の真名ですが今までの読み直すと考えてたのと字を間違えてたので直します。

正しくは柚の葉で「柚葉」です。

 

では頑張りますので、次回も楽しみにしていてください。


 
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