No.1006256

【獣機特警K-9IIG】揺れ動く炎の先に(事件編)【交流】

古淵工機さん

3話くらい引っ張る予定。

■出演
ネルソン:http://www.tinami.com/view/687233
エルザ:http://www.tinami.com/view/551405

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2019-10-04 23:29:00 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:915   閲覧ユーザー数:901

ある日の夕方、ラミナ自然保護区。

 

「ふぅ…夕方のパトロールは異常なしだな」

巡回を終えて一息つくネルソン・ケンワースは、通用門の前で車を停めた。

 

「さて、そろそろマイちゃんたちも腹を空かせてる頃だろうしな…ちょっと街まで買い出しに行ってくるとするか」

そう言って、保護区の外へ出かけようとしたその時だった。

 

突如目の前の森から巨大な火柱が上がったのだ!!

「なっ…大変だ!このままじゃこっちにまで延焼する!」

ネルソンは車に積まれていた消火剤を手に持って構えると、ハンドル横の呼び出しスイッチを押した。

数分後、同僚のザリャーが乗った車がやってきた。

 

「ネルソン!どうしたんだ!?」

「保護区の外の森が燃えている!すぐに消火しないとこっちにまで燃え広がるぞ!!」

「わかった!消防も呼んどいたほうがよさそうだな!!」

 

さらに十数分後、ラミナ消防隊も駆けつけて火は消し止められたが、森の木々は焼けて崩れ、殺風景な光景が広がっていた…。

 

「まさかいきなり森林火災とはね…」

「しかし妙だと思わないかネルソン?今はまだ乾燥した季節でもないし、そもそもこの保護区周辺は比較的温暖な気候のはずだろ?」

「確かに妙だな…となると、誰かが仕掛けた可能性も…?とにかく警察に連絡しよう」

 

 

翌日、ラミナ警察署。

自然保護区近辺で起きた火災事件について会議が行われていた。

 

「…というわけで、以上がANCFおよび消防当局からの報告だ」

壇上で話をするのはエルザ・アインリヒト署長だ。

 

「しかし妙ですね。あのあたりの気象条件では自然発火の可能性は低いはず」

と、イシス・ミツザワが質問する。

 

「それなんだ。消防隊がこんなものを拾ってきたらしい」

エルザが取り出したのは、現場から回収されたという焼け焦げた金属筒。

 

「この紋章…どこかで見覚えがありますね」

K-9隊隊長のクオン・ココノエが話す。

 

「そうだ…おそらく今回の犯行はブラッドファミリーが関係しているとみていいだろう。しかし現場には人やメカが侵入したような形跡はないそうだ」

「とすると…」

 

 

 

その会議室に仕掛けられた隠しカメラの映像を見るのはトリッカーズの5人。

「どう?」

「ええ…あの発火装置については間違いなくブラッドファミリーのものとみていいわね」

「問題はどーやってあの森に仕掛けたかなんだよな。侵入した形跡がないとなると…空からでもばらまいたのか?」

「いずれにしてももう少し情報を盗んでみる必要がありそうね。トリッカーズ出動よ!」

 

「「「「「おーっ!!」」」」」

 

 

同じ頃、ファンガルド衛星軌道上…宇宙海賊船キャッツ・ネイル。

 

「船長、トリッカーズが動いたみたいです」

「なるほどね、考えることは同じだったみたいだにゅ。ブラッドファミリーがどうやって発火装置を仕掛けたか。

 …そして、何のために森を焼いたのか…徹底的に探る必要が出てきたにゅ」

「ということは?」

「キャッツ・ネイル降下!あやしげな工場や施設…ブラッドファミリーが絡んでいそうな場所という場所は全て調べるにゅ!」

 

果たして、ブラッドファミリーは何を企んでいるのか!

トリッカーズはどんな情報を盗み出すのか?ストレィキャッツ海賊団はどう動く!?

そして…K-9隊は久々の出番となるのか!?待て次回!!


 
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