No.100549

魔神達の幻想入り  第1話

ポケットモンスターの世界に住むトレーナー達が幻想郷へやってくる不思議な物語。

2009-10-12 15:23:18 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2237   閲覧ユーザー数:2137

 

この世界には動物図鑑には載ってはいない不思議な生き物がいた。人はそれをポケットモンスター、縮めてポケモンと呼んでいる。

ポケモンは人と遊び、力を貸しあい、そしてバトルで戦ったりもしている。

そして、この世界にただ一つ、最強と呼ばれている男達がいた。その名は・・・大魔神。

 

 

 

 

実況者「決まったぁぁぁーーーーっ!!!大魔神リーダージュウゴロウ!!前人未到の強さでこの決勝戦に終止符を打ちました!!流石シンオウ最強チーム、彼らの右にでるもういないのかぁ!!?」

戦いの終わりに聞こえる歓声。勝った者だけに訪れる快楽の脱力。俺は潔いままにこの場から控え室へと立ち去る。

 

 

 

俺の名はジュウゴロウ。若い歳で大魔神と呼ばれし最強チームのリーダーであるトレーナーだ。

俺は今、世界大会での優勝を収めてトロフィーを受け取り、俺たちのアジトであるこうてつ島で宴をしていた。

ジュウゴロウ「今日で100回連続優勝達成ってわけだな」

「100連続かぁ・・・なんだか感激ですよ会長さん」

隣で興奮している青年は、俺の親友であるサイ。クールなスタイルをしており、心優しい性格の持ち主だ。

「我輩もこのチームに入って1年、実にいい一番であった」

「ベンケイはん、今日はメイクは取らへんのでっか?いつもは清潔にしている筈じゃ・・・」

体が大きく歌舞伎のメイクをした男はベンケイと名乗り、それに質問したのは痩せ姿で紫の服を着たエビスと名乗る男だ。

ジュウゴロウ「言われてみれば、ベンケイにしては珍しいことだな」

ベンケイ「宴と言わせればでこざいますよ会長殿」

ジュウゴロウ「ああ、なるほどな。せっかくだし見せてもらってもいいか」

「僕、歌舞伎を見るの初めてなんです!」

同意するのは、12歳の歳をした少年、バルトだ。

弁慶はその期待に答え、専用の音楽を流すと長い棒を持ちながら躍り出る。

太鼓、堤、さまざまな音にあわせて足をダンダンと踏み、最後のキメを俺たちに見せてくれる。拍手は勿論あがった。

ジュウゴロウ「天晴れだ」

サイ「日本一、てねっ!」

サイはウインクをする。

それから何時間は経ったのか、宴の際に酒を飲んでいた俺達は深い眠りについていた。

 

が・・・

 

それが1つの奇妙なことが起きる前触れだった・・・

 

 
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