Aパート「決めごと」
「ねぇねぇ!」
「どうしましたか、まやさん。」
「「どうしたの~」」
「そういえば、ユニット名決めてないよね。」
まやがそうそう言うと、みんなが驚いた表情をした。
「あっ!そういえばそうでしたね…」
「ユニット名決めないと、大会に出られませんものね…」
「そうだね…うーん…」
「とりあえず、紙を持ってきましょうか…♪」
美森が紙を6枚持ってきた。
「それでは、まずこの小さな紙に自分で考えたユニット名を書き、大きな紙にまとめましょう。」
「は~い!」
「何にしようかな~」
「このユニット名…いい気がする!」
「うーん…迷いますね…これとかう~ん…」
まやと梶山は自分が提案するユニット名が決まったが、美森と豊根、プリースはなかなか決まらないようだ。
ユニット名を考えてから30分が過ぎ、5人の意見がまとまった。
「なるほど…」
「それで、これ…誰が決めるの~?」
「私が宮井さんに見せて、決めてもらいます。」
「わかったぁ~!」
「では、行ってきます!」
美森はまとめた紙を宮井さんに見せるため、宮井がいる1階のオフィスに向かった。
「さて、美森さんがオフィスに行ってるあいだ、ダンスの練習しよう!」
「「「おぉー!」」」
まやが3人の前に立つ
「いっくよ~!」
「1・2・3・4!」
「5・6・7・8!」
「1・2・3・4!」
「5・6・7・8!」
「豊根ちゃん、少し早いよ~」
「は、はい!」
「まやちゃん、少し遅いよ!」
「わかったぁ!」
4人はダンスの練習をすると、美森さんが帰ってきた。
「ただいま帰りました。」
「美森さんおかえり~」
「おかえりなさい!どうでしたか?」
まやと豊根は美森に歩み寄る。
「えっと、FATprincessに決まりました!」
「おぉ~!いいね~!」
「日本語に翻訳すると「太ったお姫様」ね。」
「お姫様かぁ~いいかもしれないね!」
「そうね♪」
「ところで…リーダーは誰でしょうか?」
「あれ、美森さんでしょ?」
「美森さんですよ~!」
「え!?わたしですか?私、ずっとまやさんだと思ってました。」
「そ、それなら私がやるよ~♪」
まやは手を挙げ、みんなはそれに賛同した。
というわけで、ユニット名は「FATprincess」に、リーダーは「赤城まや」に決まった。
Bパート「学ぶ」
「あの、プリースさん。」
「梶山ちゃん、どうしたの?」
「イギリスの料理を教えてください…」
「ええ、いいわよ。」
プリースは少し考える。
「えっと…スコットランドだったらスモークサーモンやフィッシュアンドチップス、チキンティッカマサラとかハギスとかかしら。」
「えっと…スモークサーモンとフィッシュアンドチップスはわかるのですが…ハギスってなんですか?」
「えっと、茹でた羊の内蔵のミンチとオート麦、玉ねぎとハーブを刻んで、羊の胃袋に詰めて蒸すスコットランドの伝統料理よ♪」
「なんか…すごいですね…」
「そうかしら?スコットランドでは一般的な料理だけど…」
「えっと…他には…?」
「イングランドのスポティッド・ディックのカスタード添えとか、ウェールズのウェルシュ・ラビットとかおいしいわよ♪」
「なるほど…一度食べてみたいです!」
「今度、私の母国、スコットランドにいらっしゃい♪」
「はい!ところで…イギリスって確か4つの国に分かれてましたよね…」
「そうよ、右上から順番にスコットランド、イングランド、ウェールズ、アイルランド島の北アイルランドね。」
「4つの国が1つになったのがイギリスなんですね…!」
「そうよ。ちなみにイギリスの正式名称はご存じかしら?」
「知らないです…あっ!連合王国とか!?」
「惜しいわね…正解は「The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland.」よ。」
「なるほど…翻訳すると…「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」なんですね…!すごく長いですね…」
「よくアメリカ人の友達からは「UK」って呼ばれるわ。」
「あれですね。イギリスの正式名称ってソビエトよりも長いんですね。」
「ソビエトってまた…懐かしいわね…ソビエトの正式名称は「Union of Soviet Socialist Republics」だものね。「USSR」とも呼ばれているわ。」
「ところで、話を戻しますが…イギリスの4つの国家の位置がわからないんです…」
「うーん…体で表現してみるわね…」
プリースは全身でグレートブリテン島を表し、隣にいる美森を呼ぶ。
「どうしましたか…って!すごい格好ですね…」
「いま、梶山ちゃんにイギリスについて教えてあげてるの…!美森ちゃんも手伝って…!」
「は、はい!えっと私は…どうしたら…」
「とりあえず、私の左側に立ってるだけでいいわ♪」
「わ、わかりました!」
「ほら、梶山ちゃん!これがアイルランド島だよ~」
そういった瞬間、プリースは美森のお腹を撫でる。
「にゃん!」
「ど、どうしたの?」
「す、少し驚いてしまったのです…」
「だ、大丈夫!?」
「は、はい…」
プリースはまたグレートブリテン島の形の真似に戻る。
「えっと…首から上がスコットランドで胸からおしりががイングランド、このお腹がウェールズなの!」
プリースは自分のお腹を左手でたぷたぷさせながら、梶山に教える。
「ということは、ここがウェールズなんですね…!」
「そ、そういうことよ♪そして、美森ちゃんのお腹がアイルランド島、このアイルランド島の上が北アイルランドなの♪」
「なんか…分かった気がする!ありがとう~!」
「いいわよ♪これからももっとイギリスのことを聞いてね♪」
「はい!」
「あ、あの…これ…いつまで続ければいいのでしょうか?」
「あ、もういいわよ…!ありがとうね!」
「は、はい…」
「美森さん、ありがとうございます♪」
「はい♪」
こうして、ぷにドルたちは1つずつ学習していくのであった…
「みんな~!レッスンはじめるぞ~!」
「「「は、はい!」」」
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Aパート「決めごと」
ぷにドルたちはまだ決めてなかったユニット名とリーダーを決めることに…みんなで決めたユニット名でぷにドルの世界へもう一歩踏み出す!
Bパート「学ぶ」
プリースの母国イギリスについて学ぶ梶山、そこから地理の勉強になる。その時のプリースの教え方が…
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