> 斜めの後ろ姿から身体をひねって前を向いていますが、デッサンの狂いは無いでしょうか？

そんなに狂ってるという印象はありませんでした。
ただし、他の方が書いているように、へそについては「本当にこのポーズで見えるのかな？」と疑問には感じました。

絵がチープに見えるということはないですよ。
他の人の絵と並べた時になんとなく納得できないと感じてしまうのだとしたら、「ポーズが硬い」「色が固有色に囚われ過ぎている」というのが原因の可能性はあります。
でも私はこれらについては個性だと思うので、優劣を感じるものではないとは思います。

それよりも気になったのは、顔や体のバランスは大人びているのに、ツノに丸みがあって、ツノ単体ではかなり可愛い印象になっていることと、眼帯は頭をぐるっと回すものだと思うので、紐の流れはこの位置ではないのではないかなといったところです。それとケープは背中の真ん中に切れ目でも入っていないと、翼が生えてこれないような気がします。

と、文章だけで書いてもニュアンスが伝わらないかと思ったので、ザックリと意図的に雰囲気を変えた画像を添付しました。実際にポーズを取って確認したわけでもないので、デッサンは保証できませんが、「ツノがもう少しゴツくてもいいのでは？」「眼帯の紐の位置はこの辺では？」「固有色に囚われ過ぎないようにするとどうなる？」というのの実験ですね。等身が低くなっているのは、画面内に収めるのにやりやすかったからで、特に意図はありません。

「固有色」という表現はこの場合は微妙だなと思いつつ端折って書いていました。わかりづらくてすみません。

私が伝えたかったのは、例えば、この画面の中の色の成分としての「緑色」とは一体どういう緑色が映えるのかを考えて、緑色の中でも青寄りにするか黄色寄りにするか、濃い方がいいのか、薄いほうがいいのか、さらにはその緑の部分の影の色味に何を使うかというのも考えながら色を決めるようにしてみてはどうでしょう？という提案です。

画面全体に限らず、隣り合う色を決める場合にも色味をどう寄せるかということを考えて塗ってあると、見る側に全体の統一感を印象づけることができると思います。

キャラクター自体を作りこむ前の段階ならば、そもそもそのキャラクター内での色のバランスを考える必要もあると思いますが、この場合は、しっかりしたキャラクターデザインができあがっている状態だと思いますので、キーカラーの緑やオレンジをどういう色味のものにするかという調整になるのではないかと思い、つい固有色という言葉を出してしまったのですが、この場合は適切な用法ではなかったと思います。かさねてお詫びいたします。